黒プーあるのダイエット日記
やんちゃ息子の黒トイプードル「ある」と、万年ダイエッター☆であるメタボな管理人と、ちょっぴりシャイでゲーマーな相方さんとの、ほのぼの日記です(^^)あるの画像メインの日記やグルメレポ、ヘルシーで美味しいレシピ、趣味の旅行や映画レポをぼちぼち掲載しますので、ゆっくりしていって下さいね(^^) 訪問された際にコメントや足跡を残して下さると嬉しいです♪

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忘れられない映画「悪人」
今日は、映画『悪人』について、レポしたいと思います。

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この映画に面白さや、ハッピーエンドや健全さを求める人は見ない方がイイと思います。


でも、『告白』『白夜行』『善き人のためのソナタ』など、

人間の心情や苦悩、善悪では区別できないダークな部分に切り込み、

作品を見終わった後、何とも言えない感情に包まれる映画を好む方にはオススメ。



もちろん、暗いだけではなくて一種の光のようなものはきちんと用意されているけど、

悪人とは誰なのか?問いかけられる、考えさせられる映画。


ただ静かに、物語は進んでいくのですが、じわじわと切なさ、苦しさ、哀しさが押し寄せてきて

ギュッと胸が締めつけられて、自然と感情移入してしまいました。

原作読んだことなかったけど、是非今度読んでみたいです。



『悪人』は吉田修一原作の長編小説であり、2006年から朝日新聞に連載され2007年に同社より出版。

第61回毎日出版文化賞と第34回大佛次郎賞をダブル受賞。2008年度本屋大賞第4位。

2010年9月11日、『フラガール』『69 sixty nine』の李相日が監督・脚本を務め、実写映画が公開された。


主演を務めた妻夫木聡は、原作を読んで「これは絶対にやりたい」と立候補したらしく、

撮影前に九州北部を一人旅し、実際に峠や灯台を訪れたりして役作りをしたとのこと。

妻夫木聡=笑顔のイメージがあったが、本作冒頭の彼の表情を見た瞬間、本当に驚いた。

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暗くよどみ、生きることに絶望したような冷めた瞳。

その表情に彼のいつもの明るい印象は微塵も感じられず、ただ孤独と悲壮感に包まれている。

この『悪人』は、彼の代表作になったと思った。



そして彼と共に本作を創りあげた、もう一人の主演である深津絵里。

本作はモントリオール世界映画祭ワールド・コンベンション部門に正式出品され、

第34回モントリオール世界映画祭・最優秀女優賞を受賞。

日本人女優の同賞受賞は1983年の『天城越え』の田中裕子以来2人目という快挙であった。





あらすじ―(テレビ公開しているため、ネタバレです。読みたくない方は要注意!!)


福岡第3の都市である久留米市で、石橋理容店を営む石橋佳男(柄本明)と里子(宮崎美子)の

一人娘である佳乃(満島ひかり)は、4月から博多にある営業所で保険外交員の仕事に就き

会社の寮で一人暮らしをしていた。一人娘を溺愛し、一人暮らしを心配する佳男をよそに

佳乃は「今年は好きな人とUSJに行く」と博多暮らしを謳歌していた。


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そんなある日、佳乃から保険勧誘のため客を紹介して欲しいと頼まれ、佳男は博多に出向くが、

保険契約という用事が済んだらすぐに父と別れ、去って行く佳乃。

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しかし、それが佳男が佳乃の生きている姿を見た最後となってしまう。


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実は佳乃は一人暮らしを始めた後、出会い系サイトで男を見つけては金をもらってデートしたり

肉体関係を結んだりと、売春行為を繰り返していた。

しかし、もちろんサイトで知り合う男性は佳乃にとって恋愛対象ではない。

彼らは佳乃の性欲と金欲を満たすためだけの存在であり、そこに人間的な感情は何一つなかった。

佳乃は、自分と釣り合うような金持ちで顔の良い、玉の輿に乗れるような男性を求めており

以前ダーツバーで知り合った、湯布院の老舗旅館の息子である大学生増尾圭吾(岡田将生)を

何とかして射止めようと必死であった。


佳乃は父佳男と別れた後、以前一緒にダーツバーに行った会社の同僚の

安達眞子(中村絢香)、谷元沙里 (韓英恵)の三人で鉄板餃子を食べにきていた。

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佳乃は二人に見栄を張り、増尾の恋人気取りでいたが、増尾がたいへんなプレイボーイであり

彼を狙っている女性は多いという話になり、二人に促されるような形で増尾に誘いのメールを送る。

しかしながら、増尾はその日、虫の居所が悪かった。

加えて自分のタイプではないのに、自分につきまとう佳乃を正直嫌悪していた増尾は返信しなかった。

増尾からの返事が来ないまま、餃子を食べ終わり、会計のため席を立った沙里。

その間眞子は、佳乃に清水祐一(妻夫木聡)のことについて尋ねる。

実は佳乃はこの日、出会い系サイトで出会った客の一人である祐一と会う約束をしていたのだ。



土木解体作業員の清水祐一(妻夫木聡)は、四方を海に囲まれた長崎郊外のさびれた漁村で生まれ育つ。

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幼い頃両親が離婚し母・依子(余貴美子)に引き取られたが、依子は幼い祐一を置き去りにして男と同棲。

祐一は母方の祖父母である祖父・勝治 (井川比佐志)と祖母・房枝(樹木希林)に育てられた。

卒業後、大叔父である矢島憲夫(光石研)が経営する土木解体業に就き、

入退院を繰り返す寝たきりの祖父の介護や近所の年寄りの面倒をみながら暮らしていた。

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祖母・房枝も、ひとりでは祖父の世話をすることができず、孫・祐一に頼りきりであった。

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祖父母の呪縛に生きる祐一には恋人も友人もなく、愛車スカイラインでドライブすることだけが唯一の趣味。

何を楽しみに生きているのか分からない祐一の心は孤独に包まれ、出会いを見つけるために

出会い系サイトに登録する。そんな祐一の前に現れたのが、金と体目当ての佳乃だった。


佳乃の思惑通り、出逢ってすぐに二人はホテルで結ばれ、佳乃は祐一に金を請求する。

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携帯に納めた佳乃の姿を、懐かしそうに眺め再会を待ちわびる祐一とは対照的に、

佳乃は、肉体労働の職に就いている祐一のことを運転とセックス以外はだめな男と蔑む。

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この日も、「佳乃にまた会いたい」と、長崎から博多まで車を走らせる祐一に対し、

「金を払うんだったら会ってあげてもいい」と、祐一の体と金以外興味のない佳乃は

平気でニンニク入りの餃子を食べていたのだ。

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もちろん、出会い系サイトで男を漁っているとばれたくない佳乃は、眞子に固く口止めする。


店を出て、二人と別れた佳乃は祐一との待ち合わせ場所である公園に向かうが、

偶然そこに意中の相手である増尾が、アウディに乗り偶然通りかかる。

「ここで逢えるなんて、運命じゃない?」と喜ぶ佳乃と、愛想笑いを浮かべる増尾。

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佳乃は増尾に愛想を売り、半ば強引にドライブに行く約束をその場で取り付け、

長崎から車を走らせてきた祐一に「今日は無理」と言い残し、増尾の車に乗って消えていった。

じっと押し黙っていた祐一だったが、あまりの屈辱に怒りを覚え顔を引き攣らせる。

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そして、祐一も二人の後を追い、スカイラインを走らせるのだった。


翌日、祐一は気だるそうに道端に立ち、会社の送迎車を待っていた。

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送迎車の中で大叔父である矢島に、祖父が入院するため早退させて欲しいと話す祐一のそばで、

三瀬峠の山中で女性の絞殺死体が発見されたとの一報がカーラジオから流れていた。

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久留米でいつものように理容店を営む佳男と、夕飯の支度をする里子のもとに、警察から電話がかかる。

それは、三瀬峠で発見された絞殺死体が、一人娘佳乃であるという知らせであった。

佐野刑事(塩見三省)に案内された遺体安置所で、佳男は変わり果てた娘・佳乃の顔を確認する。

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佳男はコクッと頷き、丁寧にシートを被せ、室外にいる妻・里子に娘の死を伝える。

里子の嗚咽が病院の廊下に響き渡り、崩れ落ちる里子を必死に支える佳男。

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警察は事件当日の晩に佳乃と会っていた増尾の行方を追う。増尾は事件後逃亡してどこかに潜伏していた。


一人娘の死に打ちひしがれる佳男だったが、佳乃が出会い系サイトに頻繁にアクセスし、

複数の男相手に売春まがいの行為をしていたという報道が流れ、愕然としていた。

葬儀の席で、一人別室にこもり、佳乃の幼少時のホームビデオを観る佳男。

隣室では親戚達が「まだ大学生が犯人ならいいが、売春相手に殺されたのではないか」と話しており

愛娘を喪った悲しみと、愛娘の不貞な事実が受け入れられない佳男は激怒する。


一方、警察は佳乃の客の一人である祐一を訪ねるが、祐一は不在だったため祖母・房枝が対応する。

夕食時に房枝は、佳乃のことで警察が尋ねてきたことを祐一に伝える。

顔色一つ変えずに食事を摂っていた祐一だったが、突然吐き気を催し、嘔吐してしまう。

「食べ物を喉に引っかけた」といい、スカイラインに乗り外出した祐一。

ラブホテルで撮影した佳乃の動画を消去し、車内でうなだれる彼の元に一通のメールが届く。

それは、以前灯台の話で盛り上がったという、佐賀在住の女性・馬込光代(深津絵里)からだった。



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佐賀の紳士服量販店に勤める馬込光代(深津絵里)は、彼氏がいる双子の妹珠代(山田キヌヲ)と二人暮らし。

彼氏も友人もいない光代は、アパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていた。

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産まれて27年間、佐賀の国道沿いから外に出たことのない閉塞感と、孤独感から

光代は勇気を出して、以前何度かメールのやりとりをしたことのある祐一に、

新しい出会いを求めてメールを送信したのだった。

祐一は返事を返し、翌日二人は佐賀駅で11時に会う約束を交わす。

翌日、光代は緊張した面持ちで、初対面である祐一の到着を待つ。

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そこにスカイラインに乗って現れたのは、自分とは正反対の、年下の金髪の祐一だった。

祐一の外見に戸惑い、思わず身を隠した光代の元に歩み寄る祐一。

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祐一の車に乗り込み、「これから灯台を見に行く?どがんす?」と問いかける光代に対し、

「・・・ホテル行かん?」と答える祐一。


冗談だと笑う光代だったが真剣な顔の祐一をみて本気であることが分かり、結局二人はホテルに向かう。

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結ばれた二人は、ぽつりぽつりとお互いの孤独を語り出す。

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「私は佐賀の国道沿いから離れることのない人生を生きてきた。つまらんでしょ。」と

祐一の海が見える生活を羨ましがる光代に対し、

祐一は「目の前が海やと、もうそっからどこにも行けんような気がしてくる。

生きてるか死んでるのかわからん気がしてくる。何か変えとうて、金髪にしてみたと。」とつぶやく。

そして、光代に金を渡す祐一に対して失望した光代は、帰り際、その金を祐一に返す。

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「本気で出会いを求めていた。ダサかやろうけど本気やったとよ。」といい去る光代。

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残された祐一は、何度もハンドルに頭をぶつけていた―。


その頃、房枝は祐一の心の闇には気づかず、美人秘書として漢方薬セミナーに参加し、

主催者である堤下(松尾スズキ)にすっかり入れ込んでいた。

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しかし、ある日「事務所に来れば安く漢方薬を販売することが出来る」という堤下の言葉を信じ

事務所のある住所を訪ねていったところ、実は堤下が悪質な詐欺師であることがわかる。

房枝は堤下ら悪徳販売員に脅迫され、26万もする漢方薬一式を契約させられてしまう。


一方、逃亡中の増尾が名古屋のカプセルホテルで身柄を確保された。

警察は増尾を厳しく取り調べたが、DNA鑑定から犯人ではないことが判明した。

増尾が逮捕されたこと、犯人ではなかったことを佳男と里子に伝える佐野刑事。


あの日、増尾と佳乃は三瀬峠に向かっていた。

しつこい尻軽な佳乃を一夜限りの関係で捨てようと思っていた増尾だったが、

祐一ではなく増尾に会うとは思っていなかった佳乃はニンニクのきいた餃子を食べており、

そのにおいに嫌気がさし幻滅した増尾。

しかしその増尾の苛立ちに気づかない佳乃は、眞子達が佳乃と増尾が交際していると思っていること、

もし旅館の息子である増尾と結婚したら、旅館女将が勤まるかなど一方的に喋りまくる。

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すっかり気分を害した増尾は、「お前はせいぜい仲居向きだ。俺の母親とはタイプが違う」と車を停める。

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「あんたと車に乗っているとむかついてくる。何でよく知りもしない男の車に乗ってくるんだ。

ここで降りろよ。そして新しい男に乗せてもらえ。降りないと蹴り落とすぞ!!」と迫る増尾。

慌てて、降りようとする佳乃の背中を増尾は蹴り飛ばし、佳乃は路肩の欄干に頭部を強打する。

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そして増尾は佳乃を三瀬峠に置き去りにしたのだ。

しかし犯人ではない増尾は罪には問われず、友人達と佳乃をネタに祝杯を挙げる。

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「あんな女最悪だった。逃げたのは殺したからじゃなくて、車から蹴り飛ばしたから。

彼女気取りで絵文字つきのこんなメールまで送りやがってよ。ほらみんな見ろよ。」

と佳乃からのメールを回す増尾の姿を、信じられないといった表情で見つめる同級生

鶴田公紀 (永山絢斗)のもとにも「ユニバーサルスタジオジャパン面白そうだよね」と

書かれた佳乃のメールが回ってきた。



一方、増尾の行いを知り、怒りに震える佳男。

佳乃が殺されたことをおもしろおかしく取り上げた報道により、佳男らは誹謗中傷を受けていた。

外出を控えていたが、ある日佳男は、佳乃が命を落とした三瀬峠に初めて出向く。

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そこで佳男は、亡くなった佳乃の霊と出逢う。

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哀しげに見つめる佳乃の頭を、お前は何も悪くないと必死になでるが、

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目の前で哀しげに消えていく佳乃の姿を見て、犯人を絶対に許さんと決意する佳男。


増尾の無実が証明されたため、やがて新たな容疑者として祐一が捜査線上に浮上する。

捜査の目が祐一に注がれ始めたある日、相変わらず紳士服店で勤務する光代の前に祐一が現れる。

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職場の主任の目を避けるように、祐一を試着室に案内する光代。

カーテン越しに「俺も本気やった。誰かと本気で出会いたかったのに・・・ごめん。」と謝罪する祐一。

長崎からわざわざそのことを伝えに来た祐一に恋心を抱く光代。

しかし光代をアパートまで送り、祐一が帰路に着こうとした時に携帯に房枝から着信が入る。

「佳乃のことで警察の人が来ているよ」と祐一に伝える房枝を慌てて止める警察。

祐一は携帯の電源を切り、光代を半ば強引に車に乗せて呼子へと向かう。


翌日、光代は妹に「男の人と一緒に旅行に行く」と電話し、そして仕事をズル休みする。

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呼子のいか本家に立ち寄り、おいしそうないか会席を目の前にしながら、

「ズル休みって案外簡単にできるもんやね。男の人と一緒におるっていうたら妹驚いとったよ」と

にこにこ顔の光代だったが、両手を握り、ぶるぶる震える祐一のただならぬ姿に驚く。

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「お・・・俺・・・人を殺してしもた・・・。」

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祐一の当然の告白に驚く光代。空気を読めない店員が料理を持ってくる間、流れる沈黙―

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そして、祐一の告白が始まった・・・

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あの夜、祐一は佳乃に侮辱されて怒りに震えていた。

長崎に戻るには三瀬峠を越えて佐賀大和ICから高速で帰ることもあり、祐一は二人の後をつけていた。

すると、人通りのない真っ暗闇の峠で佳乃が蹴り落とされるのを目撃する。

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増尾が去った後、佳乃のことが気になる祐一は車を降り、佳乃の元へ歩み寄る。

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「大丈夫?立てる?」と優しく手を差し伸べる祐一だったが、プライドを傷つけられた佳乃は逆上し

「なんでここにおると?もしかして尾けてきたわけ?・・・もうやめてよ!!」と祐一の手を払いのける。

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「車に乗らんね、送ってやるけん。」

「ほっといて!一人で歩いて帰るけん!!」という佳乃に対し、

「ほっとけるわけないやろ!!歩いて帰れるわけないって!いいから車に乗れって!!」と祐一は

佳乃の腕をつかんだが、力が強すぎたらしく、「痛いッ」と叫び、その場にうずくまる佳乃。

その時、佳乃は恐ろしい言葉を祐一に浴びせ始める。

「人殺し・・・。私あんたみたいな男がつきあえるような安っぽい女じゃないとよ。

家に帰ったら、警察にあんたに拉致られてレイプされたって言ってやる。親戚に弁護士がおるけん。

誰もあんたみたいな男の言うことなんか信用せんけんね。絶対に言ってやる。」

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激しく罵る佳乃を見て、祐一は幼き日々の記憶を思い出す。

母に捨てられたあの日、母は絶対に戻ってくるからと言って、祐一を船着き場に残し去って行った。

母の言葉を信じ、誰もいなくなった船着き場で凍えながら母の帰りを待つ祐一。

しかし、母は戻ってこず、「母は戻ってくる」と必死に訴える祐一の言葉を誰も信じてはくれなかった

自分の言うことなど誰も信じてはくれない。佳乃の嘘も真実となってしまう。

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祐一は佳乃の嘘を聞きたくなかった。佳乃が嘘を言わなくなるまで発作的に佳乃の口を塞いだ。

そして、佳乃を絞殺してしまう。


真実を話した後、店を出た二人。「今から警察に行く。ごめん迷惑かけて」と詫びる祐一。

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その言葉に、「もう迷惑かかっとう!!せっかく幸せになれると思ったのに。」と怒りをあらわにする光代。


車内では一言も喋ることなく、祐一の車が停まったのは、唐津警察署の目の前だった。

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車のフロントガラスを土砂降りの雨が激しく叩いては流れ落ちていく。

「光代はここで降りた方がよか。一緒にいるとこ見られたら迷惑がかかる。」

「それだけ?私がここで降りたら迷惑かからんわけ?私いや。祐一とやっと幸せになれると思ったのに。

馬鹿にせんで。」と泣きじゃくる光代に謝りながら、車を降り、ずぶ濡れになりながら

出頭しようとする祐一。

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その時、光代は車のクラクションを鳴らし、祐一の足を止める。

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車に戻り、「ごめん・・・俺には何もしてやれん」と詫び、光代を止めようとする祐一に対し、

「お願い、一人にせんで、一緒に逃げて、一緒におって!!」としがみつき離れない光代。

そして二人の逃避行が始まる。ラブホテルをしばらくは転々としていたが、

祐一が殺人事件の容疑者として指名手配されたこともあり、次第に逃げ場を無くしていく。

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これ以上車での移動は危険だと判断した二人は車を捨て、バスで現在使われていない灯台を目指す。

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その頃、祐一の祖母・房枝は、連日マスコミに追い立てられるようになる。

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祐一を捨てた母依子のところにも取材陣が殺到し、怒った依子が乗り込んでくる。

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「私の店まで取材にきて、私まで犯罪者に見られたんよ。」と息子のことを人事呼ばわりする依子に

「祐一を捨てたあんたには関係なか。私が一生懸命育てたんやけん。」と房枝。

「私やて悪いと思ってるから、祐一に連絡して会うときはいつも涙流して謝りよるよ。毎回そうしてたら、

あの子私から金をせびるようになった。全くいい子に育ててくれたよ。」と鼻で笑う依子。

(祐一は毎回泣く母親を見るのが嫌で、お金をもらい罪の意識を無くそうとしていたのだが)

祐一が母と会っていたことを知らない房枝はショックを受け、

祐一が初給料で、母の日に買ってくれたスカーフを眺めながら物思いに沈むが

しかし、それからもマスコミの激しい取材は続き、追い詰められていく。

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祐一と光代は捜査の目から逃れるように、すでに閉鎖されている灯台を目指していた。

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険しい山道を越え、ようやく二人は灯台にたどり着く。

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食料品や日用品は光代が近くのコンビニまで買い出しに行く生活。

海を臨む断崖絶壁に建つ灯台での暮らしは、決して楽なものではない。

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しかし祐一は凍える光代を気遣い、湯を沸かして光代の凍てつく足を温めてあげた。

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決して叶わないであろう光代との幸せな暮らしを夢に見る祐一だったが、光代の幸せを考える度に

佳乃を殺してしまった罪悪感に苛まれる。

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「今まで、殺されて当然やろって思っていた。でも光代とおると苦しゅうなる。

初めて申し訳ないことをしたと思った。光代と一緒におりたい。でもこの幸せな時間を

ぶちこわすようなことをしてしまった。もっと早くに光代と出会いたかった。」と祐一。

「そうよずーっと一緒に居れたとよ。あんたがあげんことせんかったら」と光代。

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悩み苦しみながらも愛し合う二人だったが、祐一は光代の身を案じていた。


祐一が逃亡してから数週間、すでに世の中は年越しを迎えていた。

佳男はある決意を胸に、博多の地に車で乗り込んでいた。

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それは、娘佳乃を三瀬峠に蹴り落とした増尾に会い、真偽を確かめることであった。

彼は増尾の姿を見つけ、問いただそうとするが蹴り飛ばされ、転倒してしまう。

そんな佳男を助け起こしたのは増尾の同級生である鶴田だった。

佳男が佳乃の父であることを知った鶴田は、増尾行きつけのカフェに佳男を案内する。

カフェでは増尾が友人相手に、娘を殺された佳男の姿を面白おかしく話し、笑っていた。

佳男は鶴田に問う。

「あんた大切な人はおるね?その人の幸せな様子を思うだけで自分まで嬉しくなってくるような人が。

今の世の中、大切な人がおらん人間が多すぎる。大切な人がおらん人間は、何でもできると思い込む。

失うもんがないけん、それで自分がつよーなった気になっとる。

自分を余裕のある人間やと思い込んで、失ったり欲しがったりする人間をバカにした目で眺めとる。

本当はそれじゃダメなんよ。」

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そういい、スパナを片手に増尾の元に歩み寄り、佳男に気づかず爆笑する増尾に、

「おかしかね?娘を殺された父親の姿がそんなにおかしかね?」と問いかける佳男。

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おびえる増尾に「そうやって生きて行かんね。そうやって人のことずっと笑って生きていかんね。」

そう告げスパナを置き、立ち去る佳男。なぜなら、佳男には守りたい妻里子がいたから。

佳男が去った後、「ふざけんなよ」と笑う増尾をみて、鶴田はスパナで壺をたたき割る。



凍てつく寒さの中、光代は食料を買いに行くため、祐一を灯台に残しコンビニに向かう。

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買い物の後、妹に電話をかける光代。珠代はすぐに警察に電話するよう言うが、

「本当は悪い人じゃないとよ。私とんでもないことしよるのは分かってる。

でも、こんな気持ちになったのはじめてで・・・一緒におりたいと。」といい電話を切る。

その時後ろから声をかけられ振り向いた光代の前には警官が立っていた。

光代は警察に保護されるが、隙を見て逃げ出す。光代の帰りを待つ祐一の元へ急ぐ光代。



いつまでも帰ってこない光代―  祐一は一人光代の帰りを待っていた。

それは幼き日、船着き場で母の帰りを待っていたときのように。

光代の着ていた毛布をそっとだきしめる祐一。

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そんな祐一の視線の先に、ボロボロになりながら灯台を目指す光代の姿―


じき警察が来ることを察した祐一・・・でも彼には光代が帰ってきてくれた 

ただそれだけでもう十分だった・・・

光代が帰ってきてほどなく、警官隊が灯台の周りを取り囲んだ。

自分のせいで自首できず罪が重くなり、更には逮捕されることになってしまったと泣く光代。

私が自首を止めて、自分の意思でついてきたと言うよう祐一に話す。

しかし祐一はサイレンの音を聞きながら、ある決意を固めていた。

祐一は抱きつく光代の腕を無理に解き、「俺は・・・あんたが思うとるような男じゃない」といい

目をつぶり、警官隊の前で光代の首を締め上げた。

その時、警官隊が突入し祐一は取り押さえられる。

気を失った光代の手を握ろうとする祐一だったが、その手が届くことはなかった。

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祐一が逮捕される頃、房枝はスカーフを首に巻き、堤下の事務所に金を返してもらいに向かった。

そして、家の周辺で房枝の帰りを待つマスコミ達の前で毅然とした姿で頭を下げる。

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祐一が逮捕されてからどれほどの月日がたっただろう。

祐一は光代は無理矢理連れ回されただけ。自分が一人でやったことだと自供。

光代は再び紳士服店で勤務していた。

ある日、光代は三瀬峠に花を供えに向かうが、佳男が現れたため花を供えることをやめ

待たせていたタクシーに乗り込む。

タクシー運転手が、「被害者の関係者の方ですかね。それにしても若い娘さんを殺すなんて

世の中には悪いやつがおるもんですね。」とぽつり。

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光代はつぶやく。

「そうですよね、佳乃さんを殺した人ですもんね。私を殺そうとした人ですもんね。

世間で言われとるとおりなんですよね、あの人は悪人だったんですよね?

その悪人を私が勝手に好きになってしもうただけなんですよね?ねえそうですよね?」


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・・・世間で言われているように出会い系で出逢った女を本気で愛せるような男はいない。

でもあんな逃げ回っとるだけの毎日が・・灯台でおびえ二人凍えあっていただけの毎日が

未だになつかしかとですよ・・・。。。

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最後に二人で灯台から夕陽を見たときの映像が流れるが、祐一の涙ぐむ顔がたまらない。


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以上ネタバレです。



感想―

これほどまでに心に深く突き刺さった映画があっただろうか。

祐一は確かに結果的に佳乃を殺してしまった。その事実は翻せないし、

被害者家族の気持ちを思えば悪人であろう。

でも佳乃の愚かな振る舞いはどうだろう。映画を見ていて殺されて当然と感じたが

よく考えれば佳乃タイプの女の人は案外多いのではないだろうか。

そして増尾も事件の根源であるわけだが、佳乃に言った言葉は間違いではない。

もちろん、佳乃の死を笑いものにするのはもってのほかだと思うのだが。

日常にどこにでもいる悪人達。いったい悪人とは何なのか、すごく考えさせられた。


しかし、祐一はこれからどうなるのだろう。原作にも描かれてはいない。

佳乃を殺してしまったことはやはりどんな理由があっても罪になるが

それでは祐一が余りにも可哀想な気がする。

きっと出所したら今よりもっと辛い孤独を味わうことになるだろうし

その頃には光代以外迎えに来てくれる人もいないのではないだろうか。

祐一のことを考えるとやりきれなさが残る。

原作を先日購入したため、じっくりと読んでまた悪人の世界に浸りたいと思う。

ぜひ、読んで欲しい作品だ。



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